中二病は声を大に言うものでなく、心にそっと秘めるもの

これって自分としてはごくごく当たり前のことだと思ってたんだけど、世の中の人は自分の内面まで余すところなくネットに晒しちゃって、内部にとても人には言えないような恥ずかしい妄想を抱えてたりはしないんだろうか。

率直に言うと、僕は、自分を中二病だと思っているけど、それって自分的にはごく普通のことなんじゃないかなとも思っている。
 うまく言えないけど、僕は社会にすんなり適合できる人ではないし、でもそれなりに適合もできる人だったし、というか、自分の内面と社会は分けている人なんで、内面の側はけっこうそのまま。

中二病とかだけど - finalventの日記

極めてトラディショナルな話としては、本棚の中身は他の人には見せたくない、とか。アイツ普段あんなにマッチョくさくスーツやってるのに、本棚の中身はSFとファンタジーと恋愛小説とライトノベルなんだぜー、みたいなのはあって、それを世の中に晒すなんてとんでもない。

自分が歳をとり、就業年数も増え知識と経験を身につけるにつけて、仕事上の影響力とかが増えていっているのは実感としてわかる。
が、それはそれとして、それこそ中二の頃から欠かさず脳内で展開されていたような妄想は今も留まるところを知らなくて、結局「妄想のスタート地点が今から3年後くらい」ということがずっと固定されているような状態が続いている。そして、そんなものを飽かず抱えこんでいる自分に呆れたりもするんだけど、その一方でその妄想がこれからの人生のある地点での起爆剤になるんじゃないかという『妄想』もあったりするわけだ。

ブクマコメとかトラックバックとか見ると「いまさら中二病だってプギャー」みたいな反応も目立つけど、そういう人達ってこれからの人生にどういう先を見てるんだろう。今の立ち位置から完全に連続した場所しか視界に無いのって楽しいんだろうか?